はじめてスナックに入るときの流れ
扉の前まで来たのに、結局そのまま通り過ぎてしまった。 スナックについては、これが本当によく起きます。中が見えないからです。 この記事では、店を選ぶところから、帰るところまでを順番に書きます。 読み終わる頃には、開けられる扉が増えているはずです。
どの店を選ぶか — 外から分かること
中が見えない以上、外から判断するしかありません。判断材料になるのは次のあたりです。
- 料金が外に出ているか。「セット2,500円」のような表示がある店は、 明朗会計を意識している店です。いちばん分かりやすい目印になります
- 扉に窓があるか、照明が明るいか。中の様子が少しでも見える店は、 一見さんを想定しています
- 1階か地下・上階か。1階は入りやすいですが、 雑居ビルの上階にある店も普通です。むしろ落ち着いていることが多い
- 看板に「カラオケ」「昼から」などの記載。 店の性格が出ます
迷ったら、初回は「初心者歓迎」の店から
扉を開ける — 最初のひとこと
いちばん緊張する瞬間です。でも、言うことは決まっています。
この一言で大丈夫です
これだけで、あとはママが引き受けてくれます。 席に案内され、おしぼりが出て、「何を飲みますか」と聞かれます。
満席だったり、貸切だったりすると「今日はごめんね」と言われることがあります。これは断られたのではなく、物理的に入れないだけです。 気にせず次の店へ行って構いませんし、「また来ます」と言って本当に来ると喜ばれます。
飲み物は何を頼めばいいか
セット料金に含まれているお酒(ハウスボトル) でいいなら、「おまかせで」「水割りで」と言えば出てきます。 銘柄にこだわりがなければ、これがいちばん簡単で、余計な料金もかかりません。
席についてからの30分
だいたい、こういう流れになります。
- 最初の5分 — おしぼりとお通し。ママが「このへんの方ですか」など、 当たり障りのないことを聞いてきます。緊張をほぐすための会話なので、 短く答えるだけで大丈夫です
- 10〜20分 — 会話が続くか、静かに飲むかが決まってきます。 話したくないときは無理に話さなくていい。ママは察します
- 20分以降 — 常連さんが来たり、カラオケが始まったりします。 巻き込まれても、断ってもどちらでも構いません
話すことがなくても平気です
一人で行っていいのか
むしろ一人のほうが歓迎されることが多いです。
スナックはカウンター中心の小さな店が多く、 大人数だと席が埋まってしまいます。一人客は店にとってありがたい存在です。 常連さんも、たいてい一人で来ています。
帰り方 — ここがいちばん分からない
意外と誰も教えてくれないところです。答えは単純で、「そろそろ失礼します」「お会計お願いします」で終わりです。
引き止められることはありますが、社交辞令です。 「また来ます」と言えば、それ以上引き止められることはありません。
いくらいればいいのか
1時間で十分です。セット料金がだいたい60分で設定されているので、 1時間で切り上げれば会計も読みやすい。 居心地が良ければ延長すればいいだけです。
現金の用意だけはしておく
2回目に行くと、何が変わるか
ここがスナックの本題かもしれません。2回目に行くと、ママが名前を覚えています。
「この前の」と言われた瞬間から、その店は「知らない店」ではなくなります。 3回目には常連さんが話しかけてきます。 そうやって、街に自分の居場所が一つ増えます。
1回目のハードルさえ越えれば、あとは勝手に楽になっていきます。 この記事は、そのためだけに書きました。
料金も雰囲気も分かった状態で、最初の一軒を選んでみてください。
全国のスナックをさがすこの記事について
- 書いた人:
- スナック道編集部。スナックの料金の仕組みや過ごし方を、初めての人向けに整理しています。
- 調べ方:
- 公開されている情報と、この業態で広く共有されている慣行を整理して書いています。 お店への取材や利用者からの支払い報告にもとづく箇所は、その記事の中でそのつど明記します。 掲載店から金銭・便宜は受け取っていません。
- なぜ書いたか:
- 「いくらかかるか分からない」という理由だけで、 良いお店の扉が開かれないままなのはもったいないと考えているからです。
料金や営業時間はお店の判断で変わります。最終的な確認はお店へお願いします。 記載の誤りにお気づきの場合は運営までご連絡ください。