スナックの料金の仕組み
初めてスナックに行くとき、気になるのが「いくらかかるか分からない」という点です。 ここでは、その分かりにくさがどこから来ているのかという仕組みの話から始めて、 自分で会計の見当をつけられるところまで説明します。
なぜ「入るまで分からない」のか
居酒屋なら、メニューに「生ビール 500円」と書いてあります。頼んだものを足していけば会計が読めます。 スナックが分かりにくいのは、料理や飲み物を売っているのではなく「席にいる時間」を売っているからです。
時間に対する料金(セット料金)が先にあって、そこに何が含まれるかが店ごとに違う。 含まれる範囲が違うので、他店と単純に比較できない。これが分かりにくさの正体です。
つまり、確認すべきことは一つだけ
セット料金 — 基本になる一つの数字
多くのお店で、最初に発生するのがセット料金です。 「60分いくら」「90分いくら」という形で、席料と最初のお酒がセットになっています。
含まれるものは店によって違いますが、だいたい次のどれかです。
表は横にスワイプして読めます →
時間を延長すると、30分いくらという形で加算されます。 延長の単価はセット料金より安いことが多いので、1時間で帰るより2時間いたほうが「1時間あたり」は安くなります。
追加でかかるもの、かからないもの
セット料金のほかに発生しうるものを、正直に全部挙げます。すべての店で全部かかるわけではありません。むしろ、かからない店のほうが多いものもあります。
表は横にスワイプして読めます →
現金のみのお店がまだ多いです
ゲストドリンクは断れるのか
いちばん聞きにくくて、いちばん知りたいところだと思います。答えは断れます。そして断っても失礼にはあたりません。
「ママも一杯どうですか」とこちらから言えば、それはこちらのおごりになります。 逆に言えば、こちらが言わなければ発生しません。 すすめられた場合も「今日は自分の分だけで」と言えば、それで通ります。
ただ、常連さんは「ママにも一杯」と頼むことが多いです。気に入った店で、また来たいと思ったら、そのときに一杯すすめれば十分です。 初回から無理をする必要はありません。
ボトルキープは得なのか
3回以上通うつもりなら、たいてい得です。ボトルを入れると、次回からはセット料金だけで自分のお酒が飲めるようになります。
たとえば5,000円のボトルを入れて、その後3回通ったとします。 ハウスボトル込みのセット料金の店なら差は出ませんが、 1杯ごとに課金される店なら、3回で元が取れる計算です。
キープ期限は必ず聞いてください
逆に、初回にボトルをすすめられて迷ったら、入れなくて大丈夫です。 「今日は様子を見て、また来たときに」と言えば、嫌がるママはいません。
会計の目安を自分で出す
計算はとても簡単です。
会計の見当のつけ方
これがほぼすべてです。ゲストドリンクを頼まなければ、ここに何も足されません。
1時間だけ、セット内のお酒だけで過ごすなら、会計はセット料金とほぼ同じになります。 これが「スナックは思ったより安い」と言われる理由です。
スナック道の店舗ページには、お店が公表している料金体系に加えて、実際に来た人が払った金額を載せています。 「セット+2杯・1時間で3,800円」のように、内訳つきで見られます。
「思ったより高い」が起きる3つのパターン
トラブルというほどではないけれど、想定と会計がずれる典型例です。 どれも事前のひとことで防げます。
1. 延長に気づかなかった
話が弾んで2時間、3時間といるうちに延長が積み上がるパターン。 一番多いのはこれです。入店時に「1時間くらいで」と伝えておけば、 たいていのママは時間になったら教えてくれます。
2. セット外のお酒を頼んでいた
「瓶ビールをください」がセット外だった、というパターン。「これはセットに入ってますか」とその場で聞けば済みます。 聞くことは失礼ではありません。
3. 人数分のチャージを見落としていた
チャージは一人あたりで発生します。 3人で行けば3人分です。割り勘の計算をするときに忘れがちです。
もし明らかにおかしいと感じたら
実際にいくら払ったか(報告データ)
ここまでは仕組みの説明でした。最後に、スナック道に寄せられた支払い報告を集計しています。掲載店舗の報告の集計であり、全国の相場を示すものではありません。
まだ集計できる件数がありません
料金の目安と、実際に払った人の報告は、各店舗のページで見られます。
全国のスナックをさがすこの記事について
- 書いた人:
- スナック道編集部。スナックの料金の仕組みや過ごし方を、初めての人向けに整理しています。
- 調べ方:
- 公開されている情報と、この業態で広く共有されている慣行を整理して書いています。 お店への取材や利用者からの支払い報告にもとづく箇所は、その記事の中でそのつど明記します。 掲載店から金銭・便宜は受け取っていません。
- なぜ書いたか:
- 「いくらかかるか分からない」という理由だけで、 良いお店の扉が開かれないままなのはもったいないと考えているからです。
料金や営業時間はお店の判断で変わります。最終的な確認はお店へお願いします。 記載の誤りにお気づきの場合は運営までご連絡ください。